<スタイリストに直撃!気になるみんなのリモートワーク事情vol.1>

コロナウイルスの影響で、各社リース業務がストップしているなか、スタイリストの方々はどんな日々を送っているのか。仕事が激減?それとも新しい働き方に挑戦?そんな疑問をフリーランスで活動している女性スタイリスト3名に直撃してみた。
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杉本知香(すぎもと ちか)さん
スタイリスト歴3年半。スタイリスト白石すみれさんのアシスタントを経て独立。ややスパイスのあるレイヤードスタイルを得意とする。InRedなどの媒体で活躍中。

①リモートワークしてますか?

打合せをzoomなどのオンラインで行なう、リースはウェブで画像を見て選択してご郵送いただくなど可能な限りしていますが、スタイリストという職業はどうしても現場必須といった感覚はあります。

②キャンセルや延期になった撮影やイベントはありますか?

3月末までは特に影響はなく、4月に入ってから立て続けにテレビ番組収録は延期、雑誌撮影はファッションページ減。広告撮影やファッション誌以外の雑誌の撮影などは4月中でも行なっています。5月は予定されている撮影も延期になるかもという連絡が入りましたし、ほぼ未定です。

③リモートワークで新しく始めたことってありますか?

前から興味があった衣装制作の勉強(デザイン、パターンなど)とメンズファッションの勉強、今後のために英語の勉強、今までの作品のセレクトなどをして、収束後にチャンスを掴めるように準備しています。

④どんなメリット・デメリットを感じていますか?

打合せはzoomなどオンラインでできるし今後収束してもその方法でやっていければいいなと思っています。実際会った方が伝わりやすいところは確かにありますが、オンラインの方が時間を合わせやすいと思います。コーデチェックもそれでできるかもしれないとも思います。さすがにまだわたしはコーデチェックは実際会ってやりたい派ですが……

⑤最近のお仕事について教えてください!

In Red 5月号

⑥おうち時間での息抜き教えてください


仕事のインプット以外に、料理や掃除といった環境を整えること、話題を作るために映画やオンライン動画、本や漫画などを意識的に見ようと思っています。

⑦今後、働き方はどう変わっていくと思いますか?

世間的には各企業の時間差通勤、リモートワークは推奨されると思います。この業界はさほど変わらないのではないかというのが本音ですが、願望も含め、打合せは常にオンラインであってほしいなと思います。

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高安志江(たかやす ゆきえ)さん
スタイリスト歴7年。等身大のガーリーなスタイルからシンプルモード・カジュアルファッションと幅広いスタイリングを得意とする。広告を中心に、ELLE onlineなどの媒体でも活躍中。

①リモートワークしてますか?

外と半々くらいでしょうか。広告媒体が多く、ショールームでのリースも普段から少ない分、今まで店舗やレンタル屋でリサーチが多かったのですが、店舗はほとんどあいてないので、レンタル屋にたまに行きながら、基本はwebでリサーチしてます。クレジット書きも、出先のカフェでやることが多かったのですが、家に早めに帰りまとめて夜にやってます。

②キャンセルや延期になった撮影やイベントはありますか?

いまのところキャンセルはないです。が、それは、普段からイベント媒体が少ないからかなと思います。(撮影日が定まらず、キープはいつもより多くされてました。)

③リモートワークで新しく始めたことってありますか?

打ち合わせも電話になってきたので、移動時間も省かれる分、時間に余裕が出てきました。

お部屋の断捨離(今まで時間がなかったので)
不要なものを無くし、必要なものだけに切り替えたい(目指せ、ミニマリスト!!)

あと、これからしたいことは、物撮りコーディネートをupしていきたいです。

④どんなメリット・デメリットを感じていますか?

メリットは、打ち合わせなども電話やzoomで、なんとかなるので、これからコロナが落ち着いても増えてほしいです!

デメリットは、店舗でのリサーチができないこと……画像だけではやはり素材感などもわかりづらい部分もあって悩ましいですね。

⑤最近のお仕事について教えてください!

コスパ最強! 15,000円以下で歩きやすい“神”通勤パンプス図鑑【2020春夏最新版】

こちらは定期的に担当しているエルオンラインのコスパ企画。高見えのアイテムを見つけるのが得意です♪ こんな時だからこそ、好きなものを買って、気持ちだけでもハッピーになってほしいですね。

AWのlook撮影なども行いましたが、進捗はまだなく、公開延期になるものもあるかもしれません。

⑥おうち時間での息抜き教えてください

リモートワークの合間は癒しのハーブティー。トーンのハーブティーと、ゾネントアの満月のお茶がお気に入りです。こんな時代だからこそ、ハーブの力も借りて免疫力upしたいです!

⑦今後、働き方はどう変わっていくと思いますか?
必要なもの・不要なものが明確になるかなと考えております。

なんだかんだ残業・休日出勤が当たり前だったアパレル・エンターテイメント業界も、ようやく働き方改革が行われるのかなと思います。
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河野素子(かわの もとこ)さん
スタイリスト歴10年。スタイリスト岩田麻希さんのアシスタントを経て2010年独立。デイリーユースからハイファッションまで、大人の女性らしいスタイルを得意とする。InRed、MAQUIAなどの媒体で活躍中。

①リモートワークしてますか?

リースできないのと、案件がないのとで、雑務をしています。

②キャンセルや延期になった撮影やイベントはありますか?

4月のお仕事は全部キャンセルになりました。

③リモートワークで新しく始めたことってありますか?

新しく仕事用のインスタグラムを立ち上げるための画像集め、これからの仕事の方向性など考案中です。

④どんなメリット・デメリットを感じていますか?

モノと案件がないので実務はしづらい状況ですが、打ち合わせなどリモートでこれからできたら時間の短縮になり、いいなと思います。

⑤最近のお仕事について教えてください!


春のカラーファッションの作品撮りの撮影で寒く雨の日でしたがようやく仕上がりました!

⑥おうち時間での息抜き教えてください

In Red 4月号のヘアアレンジ企画

オンラインヨガ、オンラインピラティス、料理、アロマキャンドル、読書、映画、メイク、スキンケア、インテリアなど……スタイリングの仕事をする上で、ファッションとヘアメイクは切り離せない関係なので、おうち時間でメイクをする機会が減ってますがトレンド収集は欠かせません。

⑦今後、働き方はどう変わっていくと思いますか?

リモートワークや副業をする人が増えていくと思います。私自身、ビューティにも興味が湧いてきていてメイクとスタイリングの組み合わせ、ネイルなどのセレクトのコンテンツや他もっと可愛いものがあったらな(例えば二次会や式の服装、ポーチ、下着などのコンテンツなどを作れたらな)と様々考え中です。何か一緒にできたら嬉しいです!

Author: AKI

Fashion Editor/Art Curator/Bar Hopper ファッションをとりまくカルチャー全般が好き。ちょっとしたStylingは自分で組みます。座右の銘は「もつべきものは友、のむべきものは酒」。代表作はひとり酒をテーマにした「酒と街とマスターと女」連載。平日BARハシゴ、週末ARTギャラリーハシゴの日々。好奇心旺盛で人見知りをしないので、センスのある人に積極的にインタビューしていきたいです。 instagram:@00candyvoice00

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